夏の祭りと風習

夏には、建国記念日、連邦断食祭、悔い改め、祈りの日がある。華やかな牧上がりと牧下りでは、牛が山の牧草地に連れて行かれ、また谷に連れ戻される。3年ごとに毎回異なる場所で、連邦ヨーデル祭りと連邦シュヴィンゲン(スイス相撲)とエルプラーフェスト(アルプスの祭り)が開催される。

おがくずの中で戦う2選手
連邦シュヴィンゲン祭りとヨーデル祭りでは、スイスチャンピオンが決定され、シュヴィンゲン王者と呼ばれる。 © Pixabay

8月1日の建国記念日

8月1日の建国記念日は、全国で祝われる数少ない祭りの1つである。日が暮れると、いたるところで焚火が焚かれ、花火が打ち上げられる。子供たちがスイス十字や州の紋章が入った提灯を持って街を練り歩くところもある。

9月末の連邦断食祭、悔い改め、祈りの日

連邦断食祭や悔い改め、祈りの日は、スイス全土のキリスト教会やユダヤ教の宗教団体で祝われる宗教的な祝日で、9月の第3日曜日にあたる。9月の初めに祈りの日を祝うジュネーブを除いて、すべての州で祝われる。

牧上がりと牧下り

毎年夏の初めに、山岳農家は牛を山の放牧地に連れて行き、緑豊かな山の牧草地で牛を放牧する。そして夏の終わり、雪が降る前に、また牛を谷に戻す。この牧上がりと牧下りは、山岳農家にとって大切な行事で、花やベルで自分や家畜を華やかに飾る。牧上がりと牧下りは、いつも大勢の観客を集めている。ベルナー・オーバーラントのエングストリーゲンアルプの牧上がりと牧下りは壮麗で、500頭の家畜が険しい山道を登って行く。

連邦ヨーデル祭り

連邦ヨーデル祭りは、3年ごとに夏の初めに開催される。3日間で、約1万人のヨーデル歌手や旗振り、アルプホルン奏者が参加する。この音楽イベントには、何千人もの人々が訪れる。前回は2020年にバーゼル市で開催された。

連邦シュヴィンゲン(スイス相撲)とエルプラーフェスト(アルプスの祭り)

3年ごとの夏の終わりに開催される「連邦シュヴィンゲンとエルプラーフェスト」は、5万人規模の競技場で開催される。ヨーデルと民謡に囲まれ、王者が決定される。前回は2019年にツークで開催された。