ジュネーヴには、国際連合ジュネーヴ事務局をはじめ、多くの国際組織や非政府組織が拠点を構えている。さらにスイスは、さまざまな国際組織の加盟国であり、2002年の国際連合加盟以降、国連で活動的に役割を果たしている。
国際組織
スイスには、1世紀以上も前から多くの国際組織が置かれている。現在では、世界貿易機関、世界保険機構、世界難民機関など約40の国際組織がスイスに拠点を構えている。それらのうちの多くがジュネーヴを拠点に選んでおり、例えば、ニューヨークに本部がある国際連合が2つめの事務局をジュネーヴに置いている。
加えて、国際都市ジュネーヴには、国連のブレーンを務める約750の非政府組織があり、177の国際使節団、その他、国際赤十字委員会など多くの国際協力組織がある。毎年、ジュネーヴでは、多くの国際会議や会合が開催されている。
2002年の加盟以降、スイスは、国際連合で活発な役割を果たしている。スイスは、2006年の新しい人権委員会の創設や安全保障理事会の改革、国際環境政策、開発、および、人道的援助への協力、法治国家の振興、国際連合の経営、および運営上の業務などに共に貢献した。また、スイスは2023年、2024年に国連安全保障理事会の非常任理事国となっています。
さらにスイスは、多くの国際組織の加盟国になっている。1960年、スイスは欧州自由貿易連合(EFTA)の設立メンバーとなった。1963年からは欧州評議会、1975年からは欧州安全保障協力機構(OSZE)の加盟国となり、2014年には欧州安全保障協力機構の事務総長を務めた。1961年には経済協力開発機構(OECD)、1992年には国際通貨基金、世界銀行に加盟した。