スイスを拠点に活躍した巨匠、モーリス・ベジャール。そのベジャールが1993年に、東京バレエ団のために文学者・三島由紀夫を題材に生みだした『M』。パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク歌劇場など、これまでに東京バレエ団の海外公演において披露され、喝采を浴びたこの傑作が、今なお鮮烈な美学と思想で国際的に高い評価を受ける三島の没後50年を記念して、10年ぶりにキャストを一新して上演される。
公演:東京バレエ団、振付・演出・衣裳コンセプト:モーリス・ベジャール、音楽:黛 敏郎、C.ドビュッシー、J.シュトラウス二世、E.サティ、R.ワーグナー。